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Contents
- 1 おすすめのコース
- 2 ガイドとガイド料金について
- 3 御蔵島ハイキングマップ
- 4 御蔵島ハイキングコース
- 4.1 御蔵島ハイキングコース
- 4.2 (ガイド不要)タンテイロコース集落から歩いて行ける巨樹の森
- 4.3 (ガイド不要)黒崎高尾コース高さ東洋一の海蝕崖から太平洋を展望
- 4.4 (ガイド要)長滝山コース山らしい山コース。晴れた日の景色は抜群!
- 4.5 (ガイド要)南郷コース幹周り14mの巨樹スダジイと出会える
- 4.6 (ガイド要)御代ヶ池コース新東京百景の一つ。神秘的な池の景色
- 4.7 (ガイド要)乙女峠コース川口の沢を見下ろす展望台
- 4.8 (ガイド要)稲根神社コース島の神様がいる稲根神社本殿にお参りする
- 4.9 (ガイド要)赤沢コース下って登って神の道を歩く
- 4.10 (ガイド要)ボロ沢コース涼しげな沢を横切る新コース
- 4.11 (ガイド要)鈴原コースミクラコザサが生い茂る空の草原
おすすめのコース
開けた展望を楽しめる山コース
島の中心にそびえる御山から3方向に延びる3コースは、比較的開けた展望を楽しめる山岳コース。
鬱蒼と茂る森の散歩を楽しめる森コース
都道村道から海側へ降りるコースは、鬱蒼と茂る森の散歩を楽しめるコースです。
特に幹周り14mの巨樹スダジイを見に行く「南郷コース」は、人気です。
午前午後にわけて山のコース、森のコースの両方を半日ずつ楽しまれるのがオススメです。
一日かけて長滝山コースから御山、乙女峠コースへ抜ける縦走コースもありますが、イルカハイシーズン(夏期)は丸一日をご案内出来るガイドさんが不足しがちです。
その場合、半日ずつでの対応となります。申し訳ございませんが、ご了承のほどお願いいたします。
ガイド不要のコース
ガイド不要のコース(1,2)へ行く場合は、万が一の時のためにあらかじめ宿の人へ連絡を入れておくと良いでしょう。また日没前には帰るようにしてください。
ガイドとガイド料金について
- お客様ひとりあたり半日5,000円〜(お一人様の場合8,000円〜)となります(各ガイドによって料金は異なります)。
料金の中には200円の保険料・協力金が含まれており、保険は傷害保険および賠償責任保険に加入、協力金は自然保護やガイドの育成に役立てています。 - 長滝山や鈴原、乙女峠から御山頂上へ、その後入口に引き返すルートは半日以上1日未満なのでガイド料がお客様ひとりあたり6,000円〜、お一人様の場合は10,000円〜頂いております(各ガイドによって料金は異なります)。
入口と出口が異なる縦走ルートになる場合は、配車の必要が生じるため上記とは異なる料金設定となります。
詳しくは、お問い合わせ下さい。 - ガイド1名で最大7名のお客様をお連れいたします(8名様以上のグループは、ガイドが2名必要となります)。
- ガイドは必ず東京都認定ガイド資格を持ち、緊急時の対応訓練を行っておりますが、ガイドによっては、さらに上位のファーストエイド資格であるWMA発行のWFAベーシックレベル(20時間の講習と試験【傷病者評価システム(PAS); 一次救命処置(CPR、AED、気道異物除去、大出血への処置など)、重要器官系の理解(循環器系、神経系、呼吸器系)とその重要器官系への問題、不安定なケガ(骨折など)、安定したケガ、副木(スプリント)固定ガイドライン、低体温、高体温と熱中症、溺れ、雷、感電、傷や火傷、毒、アナフィラキシー、傷病者の移動】)を所有しています。
御蔵島ハイキングマップ
ガイドが不要な散策コースもありますが、ほとんどの道(舗装されている道路および山道)にてアップダウンがありますので、歩き慣れた靴で行きましょう。また水分補給や突然の天候変化も予想して雨合羽などの用意もしておくとよいでしょう。
もっと拡大画像が見たい方はこちら(PDFのため、ADOBE ACROBAT READERがインストールされている必要があります)
陸域コースの利用ルール
- 雨や雪、それら直後で路面がぬかるんでいる場合は、コース保護のため中止となることがあります。
- 1コースあたり1日最大利用人数は50名までとなっております。
- 利用時間は日の出〜日没までとなっております。
御蔵島ハイキングコース
ハイキングコース | コースの特徴 | 所要時間 | ガイド |
---|---|---|---|
1 :タンテイロコース | 集落から歩いて行ける巨樹の森 | 里から徒歩往復30分 | – |
2 :黒崎高尾コース | 高さ東洋一の海蝕崖から太平洋を展望 | 里から片道徒歩2時間 | – |
3 :長滝山コース | 山らしい山コース。晴れた日の景色は抜群! | 半日 | 必要 |
4 :南郷コース | 幹周り14mの巨樹スダジイと出会える | 半日 | 必要 |
5 :御代々池コース | 新東京百景の一つ。神秘的な池の景色 | 半日 | 必要 |
6 :乙女峠コース | 川口の沢を見下ろす展望台 | 半日 | 必要 |
7 :稲根神社コース | 島の神様がいる稲根神社本殿にお参りする | 半日 | 必要 |
8:赤沢コース | 下って登って神の道を歩く | 半日 | 必要 |
9 :ボロ沢コース | 涼しげな沢を横切る新コース | 半日 | 必要 |
10 :鈴原コース | ミクラコザサが生い茂る空の草原 | 半日 | 必要 |
御蔵島ハイキングコース
(ガイド不要)タンテイロコース集落から歩いて行ける巨樹の森
所要時間:里から徒歩往復30分
森へ入るにはガイドの同行が必要とされている御蔵島ですが、タンテイロはセルフガイドコースとして開放されています。
里から役場をこえて道なりに少し進むと右手に入り口の看板が見えます。
里のすぐ近くなので思い立ったときにぶらりと出かけられるのが魅力です。少し足を踏み入れると、そこはシイの巨樹生い茂る立派な森。
タンテイロの案内は観光案内所、宿泊施設などでお聞きください。
(ガイド不要)黒崎高尾コース高さ東洋一の海蝕崖から太平洋を展望
所要時間:里から片道徒歩2時間
伊豆諸島のなかで最も古い時代にできた御蔵島。
侵食が激しく、島の周囲は高く切り立った崖になっています。
なかでも南西部の黒崎高尾の海蝕崖は高さ 480メートルで、日本一。
切り立った崖の上に建てられている展望台からは、絶景のパノラマが楽しめます。 黒崎高尾の展望台入り口までは、里から約5km。2時間ほどの村道ハイキングルート。
村道沿いにはガクアジサイ、サクユリ、シマホタルブクロなどの多くの植物や様々な鳥達が見られます。
※黒崎高尾展望台下崩落に伴い、現在立ち入りが禁止されています。
(ガイド要)長滝山コース山らしい山コース。晴れた日の景色は抜群!
所要時間:半日
長滝山では強風の影響で変形して大きくなれないツゲやハコネコメツツジが見られます。
長滝山の三角点を越え、いわおが原を通り平清水ヶ頭まで行くと、目の前に一ノ森その向こうに御山の山頂が姿を現します。
(ここから御山頂上までいくと、半日以上のコースに)
長滝山からは、御代ケ池と平清水川の深い谷、晴れていれば伊豆諸島の島々まで見渡せます。
山の樹木は風が強いために細く、低いのが特徴。よく見ると、風の吹く方向に枝全体が傾いている木もあります。その姿は風が無くてもなびいたままのように見えます。
4月はクロモジやショウジョウバカマ、5月はマイヅルソウ、7月はサクユリと季節それぞれのお花もあちこちで目にします。
(ガイド要)南郷コース幹周り14mの巨樹スダジイと出会える
所要時間:半日
幹周り14mのスダジイ巨樹のある南郷の森は、御蔵の森の入門コースです。
傾斜が緩やかなので、道沿いの花々や巨樹もゆっくり楽しめます。
上り口の南郷集落跡は住居や炭焼き窯の跡が残り、島の歴史にもふれられる場所。森の中ではオオミズナギドリの巣穴もたくさん見られます。
大ジイにはオオタニワタリなどのシダが身を寄せ、青々と茂っています。巨樹自体が、様々な植物のお家にもなっているんですね。
(ガイド要)御代ヶ池コース新東京百景の一つ。神秘的な池の景色
所要時間:半日
天然のツゲが見たい!そう思ったら御代ヶ池に行ってみましょう。
ルート入口は強い風が吹き付けるので飛ばされないように気を付けて。
わずかな上りを過ぎるとひたすら池まで下り坂です。
湿度が高い林内は苔 むした石や着生植物に覆われた樹木などでうっそうとした雰囲気。道が平らになったら池に到着です。
御代ヶ池はつぶがね森の麓にある小さな堰止め湖です。
しんと静まりかえるたたずまいは神秘的で、新東京百景にも選ばれています。 池のほとりを左に進むと天然記念物に指定されたのツゲの木があります。
アップダウンがある道なので、歩き慣れた靴で行きましょう。
(ガイド要)乙女峠コース川口の沢を見下ろす展望台
所要時間:半日
御蔵島、随一の水量を誇る平清水川が、長年をかけて削り、深く切れ込んだ川口の沢。
乙女峠の展望台からは、その川口の沢を一望できます。
村道の終点から3つの小さな沢を超えて、ゆるゆると登ります。
途中、ツゲはもちろんカクレミノやヤブツバキが生える、明るい歩道です。
要ガイドコースですが、往復で1時間くらいのコースですので、黒崎高尾の展望台やえびね公園などと組み合わせていっていただけると、良いかもしれません。
アップダウンがそれほどきつくないので、展望とお気軽ハイキングを楽しみたい方には、おすすめです。
また、御山からの帰りに通ることもできます。ゆるゆると単調な登りが続く歩道なので、乙女峠側から御山を目指すのは、あまりお勧めしません。
(ガイド要)稲根神社コース島の神様がいる稲根神社本殿にお参りする
所要時間:半日
御蔵島の神様は、森の中を通って毎年1回、里に下りてきます。
神様に失礼のないようにその道をたどってみましょう。
コースの途中に通る「逆さ川」の名の由来は川が山をさかのぼっているように見えることから。両岸には5月にショウジョウバカマが咲きます。
坂を下りきると巨樹の森です。野鳥の声を聞きながら進むと、道の左上に稲根神社の本殿が見えてきます。ここが御蔵の神様のおわすところ。
「神山では草木 1 本取ってはならぬ」と御蔵の人 たちは語り継いできました。
(ガイド要)赤沢コース下って登って神の道を歩く
所要時間:半日
入口から、ゆるい下り道を行きます。
下りきった平地には、アシタバの畑や植樹されたヤブツバキも多く、明るい林床にはシダやコケも豊富に見られます。(ー伝承ー忌の日の明神様)
御前から上陸する赤い衣をまとった明神様が里へ向かうときにも、この道を通ります。
明神様は 1月24日には里を歩き回るので、外へ出て、その姿を絶対に見てはいけないと言われており、 20 ~ 25 日の間里はひっそりしています。
これは一年中忙しく働いている島の人を休ませるため、一年でもっとも寒く、食べ物も少ないことから作られた伝説とも言われています。
(ガイド要)ボロ沢コース涼しげな沢を横切る新コース
所要時間:半日
その昔、御蔵島に流人として来た白木屋お常が流しソーメンを島民に振る舞った場所、と伝えられる「お常のソーメン流し」。
水が岩盤に溝を刻み、幾筋にもながれます。
伝説の真偽のほどは分かりませんが、こんな場所で流しソーメンなんて、風流な流人さんもいたものです。
このコース名はソーメン流し伝説のあるボロ沢を渉り、家の沢の林道に至ります。
どちらの沢も、空には木々が生い茂り、澄み切った水が流れて、夏でも清涼感あふれる場所となっています。
沢を抜けたら、海に面した崖の上を抜け、最後は、赤沢コースに連結します。沢では石にコケが生えていて、大変滑りやすくなっています。気をつけて歩くようにしましょう。