御蔵島では、いつまでもイルカと人間がよい関係をたもっていくため、イルカウォッチングのルールを定めています。 このページをよくお読みの上、ご理解いただけるようお願いいたします。

夏には一部の場所(桟橋西側の船だまり)でシュノーケリング練習もすることができます。
詳しくは宿もしくは、観光案内所までお問い合わせください。


海水浴

御蔵島には砂浜や海水浴場はありませんが、桟橋奥のスロープ付近(右図内のオレンジで表示されたエリア。水深3~5メートル程度)で、泳ぐことができます。!!スロープは海藻で非常に滑りやすくなっています、ご注意ください!!
必ず着替え、上から羽織るものなどを持参して、里中を水着やウェットスーツで歩くのはご遠慮ください。
船客待合所にトイレがありますので、ご自由にお使いいただけます。

イルカウォッチング

御蔵島では、野生のミナミハンドウイルカと泳ぐことができます。
イルカの状態が良ければ、至近距離での観察も可能ですが、いつまでもイルカと人間が良い関係を保っていくため、ルールが定められています。下にありますルールとマナーをしっかりと理解して、お楽しみ下さい。
イルカウォッチング船の乗船時間は、2時間程度。もちろん、泳がずに船上からのウォッチングも可能です。

イルカウォッチングの安全管理について

御蔵島周辺海域でのイルカウォッチングは外洋で行うため、かなりの体力を要します。
当日の海況やご自身の状況によっては、身体や精神にかなりの負担がかかることもございます。
ぜひ、万全の体調で参加いただけるよう、体調管理に努め前日は十分な睡眠をお取り下さい。
現在お薬を服用中の方や、過去に呼吸器系・循環器系・神経系・内分泌系・消化器系の手術を受けたことがある方、妊娠中の方、初めて参加される方や泳ぎに自信のない方は、ご自身を守るためにもあらかじめ船長やスタッフに申告しておきましょう。

船長は必ず東京都認定ガイド資格を持ち、緊急時の対応訓練を毎年行っておりますが、船によっては、さらに上位のファーストエイド資格であるWMA発行のWFAベーシックレベル(20時間の講習と試験【傷病者評価システム(PAS); 一次救命処置(CPR、AED、気道異物除去、大出血への処置など)、重要器官系の理解(循環器系、神経系、呼吸器系)とその重要器官系への問題、不安定なケガ(骨折など)、安定したケガ、副木(スプリント)固定ガイドライン、低体温、高体温と熱中症、溺れ、雷、感電、傷や火傷、毒、アナフィラキシー、傷病者の移動】)資格を保有している船長やガイドが乗船しています。
該当する船には、下の一覧でWFAマークを貼ってあるので、参考にされて下さい。

WFAマーク

ウォッチングの予約

宿泊予約の際に、宿へ「イルカウォッチング」もお申し込み下さい。
宿の所有船、もしくは宿と提携しているウォッチング船へ乗ることになります。
バンガロー宿泊のお客様へ)観光協会で、ウォッチングの予約は承っていません。下表から、直接船長にご連絡下さい。市外局番は全て、04994です。お忘れなく!

船のなまえ お客様の宿泊先 船長 お問い合わせ
wfa_new 第三鴻益丸
(だいさんこうえきまる)
民宿鉄砲場 栗本道雄 04994-8-2209
wfa_new 綾輝栄丸(あきえいまる) 宿まるいバンガロー 広瀬直希 04994-8-2318
wfa_new 吉栄丸(よしえいまる) ココソラ 広瀬吉彦 04994-8-5560
wfa_new 海豚人丸(うみとんちゅまる) 御蔵荘、バンガロー 加藤啓司 04994-8-2218
wfa_new シリウスネイチャーツアーズ お宿にしかわバンガロー、御蔵荘 大森航平 090-2423-9367
wfa_new 幸晋丸(こうしんまる) お宿山じゅうバンガロー 広瀬晋吾 04994-8-2525
wfa_new スペシャルオレンジ 御蔵荘、バンガロー 高畑淳一 HPをご覧下さい
第五惣栄丸(だいごそうえいまる) 御蔵荘、バンガロー 広瀬惣次 04994-8-2103
三人海丸(みとみまる) Guesthouse MITOMIバンガロー 井上三喜 04994-8-2273
虹遊丸(にじゅうまる) まるごと御蔵島ツアー 寺地裕歩

必要なもの

  • 水着、バスタオル(セームタオル)
  • マスク、シュノーケル、フィン
  • ウェットスーツ または ラッシュガード
  • 防寒着
  • ウェイト(船で借りられます)

水着、バスタオル、ラッシュガード以外の道具はレンタルすることもできますが、数・サイズに限りがある場合がありますので、予約時にウォッチング船にお問い合わせいただくのをお薦めします。
また、日焼けやクラゲ刺され防止のため、夏でもラッシュガードの着用を、乗り物酔いをしやすい方は薬をあらかじめ飲んでおくことをお薦めします。

ウォッチングの流れ

大まかなイルカウォッチングの流れをご紹介します。
必ず、前日に船長さんにスケジュールを確認しておきましょう。
当日は、ブリーフィング(事前説明)を受けて、船長やガイドさんからイルカウォッチングのスケジュール、注意点を確認しておきましょう。

  1. 水着に着替え、フィン・シュノーケル・マスクなどの準備をしましょう。
    クラゲ刺されやケガ防止のため夏でもラッシュガードの着用をお勧めします。寒いときはウェットスーツを着ましょう。
    また、帰ってきたときにすぐにお風呂に入れるように着替えなどもあらかじめ用意しておくと便利です。濡れたまま屋内に入るのはマナー違反です。
  2. 桟橋までの移動。ウォッチング船(または宿)の送迎車で桟橋まで移動します。
    他のお客様に迷惑がかからないように時間厳守・忘れ物などしないようにしましょう。
  3. 乗船。桟橋からハシゴを使って船に乗ります。船の動きに注意して、慌てず降りましょう。
    最初にのった人は、次の人が降りやすいよう、船の奥へ速やかに移動します。
  4. 出港。まれに出港して間もなくイルカに遭遇することもありますので、すばやくフィン・シュノーケル・マスクを装着準備しましょう。
    ウェイト(錘)は船に装備されていますので、調整して装着しましょう。
  5. 入水。イルカがどんなに近づいて来ても、勝手に飛び込むのはNGです。
    海に入るタイミングはイルカウォッチングを熟知した船長さんが判断します。「右(舷)から入って」「左から」「両方から」というように声がかかります。
  6. イルカに遭遇。海に入ったら周りで泳いでいる人にぶつからないように注意しながら水中にいるイルカを探してみましょう。
    水面にいるときはボートの位置をこまめに確認しよう。
    船長さんが手で指示を出しています。イルカが行ってしまったと思っても、別のグループが来たり、また戻ってきたりするのを教えてくれます。
    船長さんが呼んでいるようだったら速やかに戻り、譲り合いながら速やかに船に上がりましょう。ウォッチング船はスクリューが剥き出しで、船の後ろに回るのはとても危険です。
    絶対近づかないようにしてください。ルールとマナーにも注意してください。
  7. ウォッチング終了。約2時間ほどでウォッチングは終了します。
    帰港後、宿までは送迎があります。船に忘れ物などないようにして宿に戻ります。
    ※水着やウェットスーツで町中を歩き回るのはやめてくださいね。
↑ウォッチングの注意点を動画にまとめてあります。via Youtube

ルールとマナー

いつまでもイルカと人間がよい関係をたもっていくため、自主ルールを定めています。
イルカウォッチングをする方は是非守って下さいますようお願いします。

  • イルカの食事や交尾、出産などの自然な行動を妨げない。
  • 小さい子供を連れた群れにはこちらから接近しない。
  • 水中で寄って来ないイルカのグループには再度エントリーしない。
  • イルカに触らない。触ろうとしない
  • イルカに餌を与えない。
  • スキューバダイビングでイルカに接近しない。
  • ホイッスル、ダイビングコンピューターなど、人工音を発する器具は使用しない。
  • 水中カメラで撮影するときはフラッシュを使用しない
  • 「自撮り棒」は水中に持ち込めません。